文化 地域 2025

TEAM 上野アートワークショップ

藝を育むまち同好会 × 東京メトロ
上野恩賜公園で、廃棄予定のビニール傘を活用したアートワークショップを開催。地域住民や来街者に向けて、循環型社会の啓発とアートによるまちの魅力発信を目的とした体験型イベントを実施しました。

「上野アートワークショップ」とは?

廃棄傘をアートで再生する。

東京メトロでは、毎年多くのビニール傘が遺失物として廃棄されており、環境負荷やコストが課題となっています。今回、「藝を育むまち同好会」とともに、「廃棄傘をアートで再生する」、循環型社会の実現と地域活性化を両立するコラボが実現。地域の子どもや大人が参加し、モノを大切にする心や創造性を育むとともに、上野のまち全体の魅力向上とSDGs推進を目指しています。2025年は、一般社団法人上野観光連盟主催の「Peace of Light」と上野まちづくり協議会主催の「上野広小路ヒロバ化社会実験」、ふたつのイベントで「廃棄傘×アート」のワークショップを行いました。

当日の様子

LEDで彩った手作り傘で約300名が出発進行!(Peace of Light『光のアートメトロ』)

当日は、廃棄予定のビニール傘にLEDライトでそれぞれ自由に装飾をしていただき、完成した後は、列車のようにみんなで列に。現役駅社員の「出発進行!」の合図で、上野恩賜公園から不忍池まで光のパレードを行いました。パレードの行進中は、東京メトロの車両音や歴代のCMソングも。BGMやライトアップされた300人の傘で夜の上野恩賜公園を幻想的に彩りました。

傘を人形に?!傘をステッカーでカスタマイズ?!(上野広小路ヒロバ化社会実験)

こちらのイベントではふたつのワークショップを実施。「廃棄傘カッパロイド」ワークショップでは、小学生がアーティストと一緒に傘の骨やビニールを使って人形を制作。パーツ選びや組み立てはもちろん、名前や性格の発表など、自由な発想で世界にひとつだけの作品が誕生していました。「持ち帰れる消費の選択」ワークショップでは、参加者が傘ボックスから好きな傘を選び、会場内のステッカーを集めてカスタマイズ。世界にひとつだけのお気に入りの傘をつくっていただきました。

©︎Shogo Sato

 

担当者からのメッセージ

当社では、昨年度お客様にお戻しできなかったお忘れ物のビニール傘8500本を廃棄した現状を受け、電車内などでの置き忘れ防止だけでなく、モノを極力長く使用する・モノに愛着を持つことの大切さを発信したいと考えていました。その発信の場として上野まちづくり協会様と一般社団法人上野観光協会様には2日間にわたり貴重な機会を提供いただきました。またワークショップを企画いただいたアーティストの方と共にアイデアを出し合い、ご参加いただいた皆さまに共感いただけるイベントになったと感じています。今後も地域と連携し、サステナブルな社会に貢献する活動に取り組んでいきます。

東京メトロ サステナビリティ推進部 安田

上野のまちの各団体から多大なるご協力をいただき、地域の文化資源をフル活用した唯一無二のアートイベントを開催できたことを心より感謝いたします。また、現場を支えてくださった東京メトロの皆様の尽力なしには、この成功はありませんでした。

本企画では「アートの力による課題解決」を掲げ、傘の置き忘れ防止と地域への愛着醸成を目指しました。アートを通じてモノを大切にする意識の変化を促し、上野の魅力的な文化パワーを改めて再認識してもらえたらうれしく思います。

こうした取組みを、より豊かな都市文化へと育てるため、ぜひ今後もパワーアップさせなんらかのかたちで継続できればと思っております。モノだけでなく文化や人を慈しむサステナブルな循環が生まれることを願い、今後とも、光り輝く上野の街を共に創り上げていきたいです。

藝を育むまち同好会 一ノ瀬